心療内科・精神科 みなともクリニック-認知症?認知症ではない?

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『認知症?認知症ではない?』

2018年8月号

ドクターコラム2018年8月号認知症?認知症ではない?ある程度年を重ねてから物忘れが目立つようになると、もしかしてこれは認知症?と思う時があるでしょう。認知症は日頃から誰もがよくかかる病気としては意識されないだけに、罹患しているかどうかがはっきり分からず、正常状態との境界を区別しにくい場合も少なくありません。認知症か、あるいはそこまでには至っていないかの判別はどのような点にあるのでしょうか。

 

まず、自分自身で「認知症になっているのでは?」と心配して自ら受診される時点では、未だ認知症に至っていない場合が多いです。一方、認知症に罹患すると、症状に気付かない、あるいは気付いたとしても異常だった時点のことを忘れてしまい、結果自分ではあまり悩まれないことが通常です。自身ではそれほど困っていないため、医療機関を受診しようとはしません。(対照的に周囲の人は当人の異常な言動や行動のために困っており、受診させたくなっていることが多いです)

 

また、物事の忘れ方に違いがあります。認知症になると、一部の情報だけではなく起こった出来事自体を全て忘れてしまいます。例えば昨日の昼食のメニューが思い出せない程度では認知症とは診断されません。健康な人でも忙しかったり別の考え事をしていた間の活動は度忘れするなど、記憶にムラが出るのはある程度やむを得ないことです。昼食が外食だったとして、一緒に食べた人が「どこそこの店で食べた」とか「定食だったか、丼ものだったか」などのヒントを出してみて「そう言えば!」とすぐに思い出すようであれば、通常の物忘れの範囲と言えます。しかしそのような情報の補足を受けてもなお思い出せず、そもそも昼食を摂ったこと自体を全く覚えていないとなると認知症の可能性が出てきます。

 

このように、「症状についての自覚」や「物忘れの仕方」が(診断基準ではなく、あくまで診察時の印象ではありますが)認知症かそうでないかの区別の一助となります。

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