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『認知症の行動と心理症状』

2018年10月号

ドクターコラム2018年10月認知症の行動と心理症状認知症の症状は記憶力・認知能力の低下だけではありません。用もないのに歩き回り迷子になる、ありもしないことを主張して怒る、やる気がなくなり終日ぼーっとする、わけもなくイライラしたり不安になる…など、行動や気持ちに異常が出ることがあります。

 

例えば、思考の異常がひどくなると妄想に発展することがあります。自分がしまいこんだ通帳など貴重品を家族に盗られたと怒る「物盗られ妄想」、自宅に居るのに“家に帰る”と主張する「帰宅願望」、家族がにせ者に置き換わったと誤認する「替え玉妄想」などがあります。

 

周囲から見てはっきりした目的が無いのに歩き回る症状が徘徊です。見当識障害がある状態に目的地忘れ・方向感覚低下・仕事のつもりなど、様々な要因が加わって起きるとされます。

認知症になると病気である意識までは無くとも、できないことが増えて自分が以前とは違ってきているという感覚はあることも多く、漠然としたストレスからうつっぽくなったり、不安・焦燥感が出やすくなるなど、気持ちの面でも不調が出やすくなります。

 

その他、食べ物ではない物を口にする「異食」や、暴言暴力・昼夜逆転などが出現する場合もあります。

これらは認知症にかかって身体機能・心理状態・環境刺激の捉え方などが変化する結果、心身の異常が出現するものです。以上のような状態は前回述べました中核症状に対して「周辺症状」とも呼ばれますが、介護する側にとっては中核症状よりも更に対処に困る症状であるため、最近は副次的な印象を与える「周辺症状」という呼び名よりも「認知症の行動と心理的症状(=BPSD;Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)」と表現されるようになっています。

 

認知症の重症度は中核症状の程度のみでは決まりません。例えば、中核症状が進行して理解力が低下していてもにこにこして穏やかに座って過ごす人と、認知力低下は軽度であってもあちこち動き回り怒りっぽく周囲と頻回に衝突するなどBPSDが強い人とを比較すると、周りへの影響や対処の負担は後者の方が大きくなります。

BPSDは内容や程度に個人差が大きく、全ての人に出現するわけではありません。が、ひとたび出現してしまうと患者さんはもちろんその周りの人の生活も損なうことがある・入所入院を早めてしまい在宅生活ができなくなる等の悪影響があり、特に介護する人々にとって負担が大きくなる要因となります。

 

対応としては、抗精神病剤などの服薬による対症療法もある程度効果がありますが、それよりも各症状に対する介護上での工夫が中心対策として必要になってくることが多いようです。

 

みなともクリニック 院長 南智久

 

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