心療内科・精神科 みなともクリニック-広場恐怖

心療内科・精神科 みなともクリニック
あべのハルカス22階 ご予約・お問合せ tel 06-6657-7775
ドクターコラム
心療内科・精神科 みなともクリニック HOMEドクターコラム一覧 2018年6月号
代表的な疾患
初めてご来院の方へ
問診票をダウンロードしていただけます
ドクターコラム
みなともクリニック院長が医療に関するコラムを毎月更新
ご予約・お問合せ電話番号06-6657-7775 初診は要予約
診療時間
あべのハルカスメディカルプラザ地図

各線・天王寺駅すぐ あべのハルカス22F

Google Mapを見る

『広場恐怖』

2018年6月号

 ある場面に対する恐怖症のようになる状態は広場恐怖と呼ばれ、その状態を表現したイラスト前回述べましたパニック障害では、初めてパニック発作を体験した状況を避ける傾向が出やすくなります。

ある場面に対する恐怖症のようになる状態は広場恐怖と呼ばれ、パニック障害では出現することが多い症状です。ここでいう広場とは「広い所」という意味だけではありません。広場恐怖の別名はアゴラ・フォビアと言います。“アゴラ”とはギリシャ時代の広場を指します。

古代のギリシャでは広場が民会(集会)や市場の場所でした。そこには多くの人が集まるため場所は広くても人は身動きしづらい環境だったと想像されます。

そこから転じて「自由に動けない状況に対する恐怖」という意味合いで使用される表現となったのです。

 

 広場恐怖の診断基準は公共交通機関・囲まれた場所・列に並ぶ・人ごみに居る…などの状況のうち複数以上の場面で強い恐怖に襲われること、となっています。これらの場面で共通するのは「すぐには逃げ出せない」「容易に助けが得られない」場面であるということであり、そういった特定の状況下での恐怖心が広場恐怖の本態となります。

広場恐怖が強いと不安から特定の場所や状況を避けるようになります。

電車や人ごみ、狭い空間などに行けないとなると、生活範囲が狭まり行動様式も制限されてしまう結果、社会活動に支障が出てきます。発作的な強度の心身不調(パニック発作)を体験してしまい、次の発作がいつ起こるか分からない不安(予期不安)から広場恐怖を感じるような場所や場面を避ける(回避行動)が、別の機会にまたパニック発作を体験してしまい更に予期不安と回避行動が強まって…という悪循環に陥ると、パニック障害の症状が強固になってしまいます。

 

 治療にはまずこの悪循環を断ち切ることが必要です。

不安を軽減する抗不安剤や抗うつ剤を服用し「できなくなっていた行動が、再びできるようになった」という成功体験をし直し、同時に必要以上の不安を感じないで済むような気持ちの持ち方を模索することで、社会生活を取り戻すことが目標となります。

みなともクリニックロゴマーク
あべのハルカスメディカルプラザ地図
グーグルマップを見る

心療内科・精神科 みなともクリニック

〒545-6022 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス メディカルプラザ22F

TEL.06-6657-7775