『新年度、順調ですか』
新年度になり、新しい環境での仕事に携わり始められている方も多いかと思います。職場が変われば、業務内容はもとより、顧客や上司・同僚・部下などの周囲で関わる人々との関係も様々な変化が起きるでしょう。その中では良いことばかりではなく、辛い場面も少なくないと思います。当院では仕事上でのストレスが発端となって心身の不調が起き、受診に至る方が多くおられます。仕事のことを考えると嫌で朝起きづらい、憂うつな気分になる…等は誰しも体験されたことがあるものです。では、更に悪化して医療機関を受診するほどの不調までになった場合にはどのような症状が出てくるでしょうか。(想像がつかない方は心療内科などに受診する必要はないでしょうから、幸いです。)
当院に初めて受診された方々が訴えられる症状のうち、共通して頻度が多いものを3つ挙げてみます。
「理解力が下がって、簡単なことも覚えられない」
→ストレスに気を取られ、他の事に脳の働きが回らない状態です。
「動悸・嘔気・めまい・呼吸が苦しい」
→内臓を無意識下に調節している神経(自律神経)の働きが乱れている場合があります。
「涙がひとりでに出てくる」
→感情のコントロールがしにくくなっている表れです。
どの徴候が出るかは人それぞれですが、いずれしても特に持病の無い方で、身体の検査でも異常が無いのに上記の症状が続けば、それはストレスからくる心身の不調かもしれません。
新しい環境での生活や仕事は期待もあると同時に、それまで体験されていなかったストレスにさらされる恐れもあります。もし環境変化をきっかけに精神的な辛さを感じている場合に上記の症状が目立ってくるようであれば、頑張りすぎず早めに対処をする必要があります。